最終日【2020年09月28日】
若松夜王ＳマンスリーＢＯＡＴＲＡＣＥ杯海属王決定戦

　サブタイトルの海属王（海水をホームプールとする支部の選手）を決める一番は、面白くなってきた。準優３番は岩永雅人、仲口博崇、菅章哉のトップ３が好枠を生かして逃げ切り、岩永雅人がデビュー初の優勝戦１枠をゲットして逃げ切りを図る。ただ、仲口はピット離れもいい上に、岩永に負けず劣らずの出足の良さがある。さらに、３枠菅章哉は準優はスロー発進でチルトはマイナス０．５度にしていたが、優勝戦はチルトをはねてくれば、カド３コースもありえるだけに、十分逆転候補に上がる。
優勝候補は、予選トップ通過の岩永だ。準優１１Ｒで松崎祐太郎のまくりを受け止めて逃げ切り、レース足の力強さをまざまざと見せつけた。総合力で節一とみるが、特に回り足が力強い。「優勝戦の１枠は初めてだけど、プレッシャーはない」。デビュー１０年目の初優勝を狙う。
相手筆頭は菅とみるが、これは優勝戦でのチルトの選択を条件とする。準優の通り、チルトがマイナスならスローを選択するとみるが、チルトを0.5度以上にはねてくれば、逆転の有力候補になるだけに、展示航走に注目して欲しい。
仲口博崇は伸びで目立つ感じはないが、出足系はいい。ピット離れ仕様にしているわけではないが、それでも少し出ていく感じはある。百戦錬磨のスロー巧者だけに、デビュー初Ｖを狙う岩永雅人に十分重圧をかけて逆転を狙う。
外枠では村越篤も悪くないが、松崎祐太郎のまくり差しが狙い目か。

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